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野球は2つのチームが攻撃と守備を交互に行い、得点を競うスポーツ。
9人の選手で構成される2チームが、バットとボール、グローブ(「グラブ」とも言います)を使って試合を進めます。基本的なルールを以下に解説します。
1.試合の基本構造
・1試合9回(「回」を「イニング」とも言います)で構成されます。
・各回は「表(おもて)」と「裏(うら)」があり、
各回の「表」は、“先”に攻撃する「先攻チーム」が攻撃、「裏」は“後”に「後攻チーム」が攻撃します。
・攻撃側は、3人の打者または走者がアウトになると攻守交替となります。
この「アウト」は三振、ゴロアウト、フライアウト、タッチアウトなどで成立します。
・「先攻チーム」が攻撃しているときは、「後攻チーム」が守備をし、これを3つのアウトで交互に行います。
・9回終了時に得点の多いチームが勝利します。得点が同じ場合は延長戦を行うことがあります。
2.攻撃(バッティング)
攻撃側の目標は、バットでボールを打ち、塁を回って本塁(ホームベース)に戻ることで
得点(ラン)を獲得することです。
・打者(バッター) は、投手(ピッチャー)が投げるボールを打ち、塁に進みます。
・打者はストライク3つで「三振」、ボール4つで「四球(フォアボール)」となり、
四球の場合は一塁へ進むことができます。
・フェアゾーンにボールを打ち、守備側にアウトにされずに塁へ到達すると「ヒット」となります。
・塁に出た選手(ランナー)は、次の打者の打球などを利用して進塁し、本塁に戻れば得点が入ります。
・ボールがフェンスを越えると「ホームラン」となり、打者とすべての走者が得点できます。
<ヒットの種類>
・シングルヒット(単打) : 打者が一塁まで進むヒット
・ツーベースヒット(二塁打) : 打者が二塁まで進むヒット
・スリーベースヒット(三塁打): 打者が三塁まで進むヒット
・ホームラン : ボールがフェンスを越えるなどして、打者が本塁まで戻るヒット
3. 守備(ディフェンス)
・守備側の目標は、攻撃側の選手をアウトにすることです。
・投手(ピッチャー)は、打者に対して投球を行います。
・野手(フィールダー)は、打球を捕球し、送球やタッチプレーで走者をアウトにします。
<主にアウトにする方法>
・三振(ストライクアウト) : 打者が3ストライクでアウトになる
・ゴロアウト : 打者が打ったボールを野手が捕球し、一塁に送球してアウトにする
・フライアウト : 打者の打球を野手がノーバウンドで捕球するとアウトになる
・タッチアウト : 塁間を走っている走者にボールを持った野手がタッチするとアウトになる
4. 走塁(ベースランニング)
・打者がボールを打って塁に進むと「ランナー」となります。
・ランナーは1塁、2塁、3塁と進み、本塁に戻れば1点が入ります。
・ランナーはヒットや四球、味方の打球などを利用して進塁します。
ただし、野手がボールを持っている間に塁を離れるとアウトになる可能性があります。
・盗塁(スチール)という戦術もあり、ピッチャーが投球する間に次の塁へ進むこともできます。
5. フェアゾーンとファウルゾーン
・フェアゾーンに打った打球はプレー続行となり、守備側が対応します。
・ファウルゾーンにボールが落ちると、通常はストライクカウントされますが、
2ストライク後のファウルは三振にはなりません。
6. 試合の決着
・9回終了時に得点が多いチームが勝利となります。
・同点の場合は延長戦が行われることがあります。
・コールドゲーム(大差がついた場合の早期終了)や、雨天による試合の中断・中止のルールもあります。
7. その他のルール
・バッテリールール : 投手と捕手(キャッチャー)の連携が重要で、キャッチャーが投手の投球を受けます。
・ダブルプレー : 1つの打球で2人のランナーをアウトにするプレー。
・犠牲フライ : 外野に高く打ち上げたボールを捕球後、走者が進塁・得点するプレー。
・デッドボール : 打者が投球に当たると一塁に進むことができる。
(簡単にまとめると…)
野球は、攻撃と守備を交互に行いながら得点を競うスポーツです。
バッターはボールを打って塁を進み、守備側はアウトを取ることで相手の得点を防ぎます。
試合の進行やアウトの取り方、得点のルールを理解すると、より楽しく観戦やプレーができるようになります。